色彩心理学の歴史

 

 その歴史は古く、古代ギリシャ時代から研究されており、人間の感じ方、捉え方を調査、分析するという膨大なデータに基づくものです。そこでは人間の身体にあるチャクラのバランスを整えるための療法として、色彩の持つ力が使われていました。

色が肉体に及ぼす影響とは? 

 

 

ヨハン・ヴォルフガング・ゲーテは、著作「色彩論」によって色と心理学を関連付けた初期の人々の中の一人です。それを1947年に、マックス・リュッシャーがゲーテの理論を一段階発展させたカラーテストを作り、今日まで広く伝わっています。

 消防車は、なぜ赤い?

それは、赤がどんな色よりも目立つ色だからです。数ある色の中でも、まず初めに目につく色がなのです。さらに赤には、迫ってくるようなスピード感があります。例えば、赤い消防車が走ると、実際のスピードよりも速く見えるという効果もあるんです。なので、そういった色の持つ効果を利用して、子どもたちに人気のヒーローも、赤がリーダーだったりするんです。では、なぜ赤がパッと目につきやすい色なのでしょうか?

それは、私たちの目が色を認識する波長の光「可視光線」の量が一番多い色、もとい、一番認識しやすい色が赤だからです。「赤ちゃん」なんて呼ばれるのも、体が赤いからという理由と並んで、一番最初に認識する色が赤だから、と言われています。一方、「可視光線」の量が最も少ない色は紫。「可視光線」が少ないということは、認識しづらい色であり、子どもにとっては見えづらく、不安をあおる色とされています。紫色のおもちゃが多くないのは、そうした科学的根拠が大きく影響しているのです。ちなみに、目が疲れている時には、紫が一番やさしいです。

町の看板などの私たちが何気なく目にする色には、その色にした狙いがあります。色の仕組みや色彩心理を知って世界を見つめることで、おもしろい発見に出会いますよ。

色の影響力

上の消防車の例のように、色は人間の視覚に働きかけ、脳に信号を送り、人間の心や身体に大きく影響を与えていています。また近年、人の皮膚の細胞の中に目の網膜と同じ細胞が存在し、人は皮膚でも色を感じることができるという研究が進んでいます。皮膚が色を感じ取れるということは、私たちが身に着けている衣服の色の影響力も少なくないと言えるのではないでしょうか?


na-chu-labo では・・・

クライアント様の『現在のニーズ』に注目する際に、よくこのリュッシャーの色彩心理診断の技法を用いてカウンセリングを進めていくことがございます。

 

その理由の1つとしては、人間の本来持つ『基本的な欲求』を、大きく4つに分類し、それを項目ごと細かく細分化した診断結果がだせるリュッシャー色彩心理診断では、クライアント様が今現在において、最も求めているニーズから、遠ざけているニーズまでが分かるからです。

 

その診断結果を確認したクライアント様が、現在のご自身の状況を振り返ったとき、確かにその通りだと納得していただくことも、治療においての大切な『現在位置の確認』になりますし、また、この結果から、新たな自分への気付きに繋がることも多々ございます。

 

摂食障害という病は、心の病気であると同時に、本人ではうまく対処ができていない『不安』を、うまく扱えるようになることで、『回復へのハンドルを握る』ことが出来るものなのです。そこで大事になのが、現在の自分の状況をよく知り、感情を感じ、現在位置の確認をすることで、安心して治療に取り組むことなのです。